ChatGPTなどの生成AIを使ってみたものの、出力される内容が「どこかで見たような当たり障りのない内容だな」と感じたことはありませんか?
AIから質の高い回答を引き出すには、プロンプト(指示文)の書き方にちょっとしたコツがあります。
AIを単なる「検索の代わり」ではなく、「パートナー」に変えるための活用術を3つに絞って紹介します。
1. AIに「逆質問」をさせる
一番やってしまいがちなのが、AIへの「一方的な指示」です。
人間同士でもそうですが、指示が短いと前提条件や文脈が伝わらず、期待外れの答えが返ってきやすくなります。
そこでおすすめなのが、AIに「このタスクを完遂するために、足りない情報があれば私に質問してください」と一言付け加えることです 。
逆質問プロンプトのメリット
例えば、「プロンプトエンジニアリングの記事を書きたい」とだけ伝えるのではなく、
「最高の記事にするために、私に5つ質問してください」と依頼内容に追加してみましょう 。
情報の抜け漏れ防止
AIが論理的に必要な変数を特定し、確認してくれます 。
思考の整理
AIの質問に答える過程で、自分でも気づいていなかった記事のターゲットや目的が明確になります 。
対話の効率化
何度も修正指示を出すよりも、最初に情報を揃える方が結果として最短で高品質な成果物に辿り着けます 。
2. 相談ではなく「ゴール」を提示する
AIに対して「〜についてどう思いますか?」といった曖昧な相談はやめて、「ゴール」を提示してみてください。
明確な境界条件と最終的な「ゴール」が示されたときに、AIは、その真価を発揮します 。
では、「ゴール」とは何かなのですが、家電量販店で店員さんに相談をするときと要領としては同じです。
何が必要で、どういった様式で、設置場所はこうで…といった文脈が無いと、店員さんが困ってしまうのと、AIにふんわり相談をすると求めていない回答が来るのは、似ています。
| 要素 | 例 |
| 達成したい目的、具体的な成果物 | 3000文字の比較記事 |
|---|---|
| アウトプットの形式 | Markdown形式 表形式 箇条書き 等 |
| 前提となる情報 | 前提知識、データ |
| あなたの状況 | 特定のターゲット層にブログ記事を書きたい 顧客にメールを送りたい 等 |
| 制約 | NGワード 守るべきトーン 制限事項 等 |
「良い感じの記事を書いて」ではなく、「20代の会社員向けに、時短家電の導入メリットを説得するための比較表入りレビュー記事を書いて」というように、成果物・目的・対象を具体化することが重要です 。
3. 過去の成功例を見せる
言葉でルールを説明するよりも、実際の「例」を見せる方が、AIには遥かに正確に意図が伝わります。
例えばブログ記事の執筆であれば、既に存在する記事を渡すことで、自分のトーン、ニュアンスを前提とした記事を書いてもらうことができます。
「以下の例を参考にして、新しい記事を書いてください」と記述し、過去の記事URLを3~5個提示してみてください。
まとめ
AIは「指示待ちの部下」ではなく「協力者」だと考えるとAI活用の精度を上げるきっかけになるように思います。
鍵は、プロンプトという「言葉」を通じたコミュニケーションの解像度にあります。
これら3点を意識するだけで、AIは単なるツールから、あなたの創造性を拡張する「パートナー」へと変わるはず 。
まずは次の指示を出すときに、「私に質問してください」という一言から始めてみてください。

