「Redmineや複雑なWikiサービスを使うほどではないけれど、自分専用の技術メモや仕様書をサクッと構築したい」――そんな時に最適なのが、軽量で動作が速いPukiWikiです。
この記事では、さくらのレンタルサーバ(スタンダードプラン)にPukiWikiを導入するための最新手順を、初心者の方でも迷わない「5ステップ」で解説します。
導入環境の確認
作業を始める前に、現在の環境を確認しておきましょう。PukiWikiは最新のPHP環境でも非常に安定して動作します。
サーバ: さくらのレンタルサーバ(スタンダード以上)
PHPバージョン: 8.x (推奨)
PukiWiki: v1.5.4 (UTF-8版)
PukiWikiインストール 5ステップ
STEP.1 PukiWiki本体のダウンロード
まずは公式サイトから最新版のプログラムを入手します。
- 選択するファイル:
pukiwiki-1.5.x_utf8.zip
ポイント: 現在は文字化けのリスクを避けるため、「UTF-8版」を選択するのがスタンダードです。
STEP.2 内部設定の編集(pukiwiki.ini.php)
解凍したフォルダ内にある pukiwiki.ini.php をテキストエディタで開き、以下の項目を環境に合わせて書き換えます。
- サイトタイトル:
$page_title = 'マイWikiの名前'; - 管理者名:
$modifier = 'あなたの名前'; - 管理者パスワード:
$adminpass = '{x-php-md5}...';
セキュリティTips: 管理者パスワードは、[MD5ハッシュ作成ツール]等で生成した文字列を記述することを強く推奨します。
STEP.3 FTPクライアントでアップロード
今回は Cyberduck や FileZilla などのFTPソフトを使用して、サーバの www ディレクトリ配下にアップロードします。
- サーバコントロールパネルでFTP情報を確認。
- 作成したいURLに合わせてフォルダ名をリネーム(例:
wiki)。 - フォルダごとまるごとアップロード。
STEP.4 パーミッションの変更
さくらのレンタルサーバでPukiWikiを正常に動作させるため、以下のディレクトリの権限(パーミッション)を適切に設定します。
| ディレクトリ/ファイル | 推奨設定 | 役割 |
|---|---|---|
wiki/ | 705 (または755) | ページデータ |
diff/ | 705 (または755) | 差分データ |
backup/ | 705 (または755) | バックアップ |
cache/ | 705 (または755) | キャッシュファイル |
attach/ | 705 (または755) | 添付ファイル |
STEP.5 動作確認
ブラウザから https://あなたのドメイン/wiki/ にアクセスし、PukiWikiのトップページが表示されれば成功です!
さくらインターネットで運用する際のコツ
1. SSL化(HTTPS)は必須
さくらの「無料SSL(Let’s Encrypt)」を利用して、必ずWikiをHTTPS化しておきましょう。管理者パスワードを送信する際の傍受リスクを軽減できます。
2. 定期的なバックアップ
PukiWikiはデータベースを使用せず、ファイルですべてのデータを保持しています。wiki/ ディレクトリを定期的にローカルへダウンロードするだけでバックアップが完了するため、非常に管理が楽です。
まとめ:自分だけのナレッジベースを構築しよう
PukiWikiはシンプルながら、プラグインによる拡張性も備えた強力なツールです。さくらのレンタルサーバなら、設置さえ終わればメンテナンスフリーで長く使い続けることができます。
ぜひ、あなただけの快適な執筆環境を構築してみてください。
