前回は、試合全体の勝ちパターン負けパターンをまとめました。
今回は、前回の投稿でも触れていたアライアンスチャットで指示を出すプレイヤーについてです。
大前提。アライアンスチャットで指示出しを行うメリットデメリット
メリット
- まとめる力
- 向ける力
- 奪われない力
フロントラインにおける個人の力は、極々一部の場合を除いて意味を成さない。
フロントラインノ基本は、高ランクのリスをどれだけ長時間保てるか、そしていかに死なないか。
この基本を成功させるには、野良プレイヤーばかりのフロントライン戦においてまとまるための最低限の意思疎通は不可欠。
まとまるだけではなく、アライアンスに目標を示すことで、個の力を遥かに凌駕する集合の力を発揮できるようになる。
相手のアライアンスもリスを守るときは、1PT以上で防衛していることがほとんどなので、個の力では太刀打ちできない。
また、他国を他国と挟撃することで有利な展開に持ち込める。
挟撃状態は、まれに起こる偶然を除くとアライアンスチャットの指示によるものが多い。
挟撃されそうになる前にアライアンスを逃がすことで、多量のポイント減から自国を守ることも重要。
デメリット
- 指示の作成に時間が取られる
- 指示の受け手によって受け取り方の差があるため、想定した動きとならないことがある
どれだけ慣れていても、指示を出す瞬間は大なり小なりタイムロスが出てくる。
また、指示を出す瞬間以外においてもマップ動向を常に把握する必要があるため、
プレイヤー1名のパフォーマンスが低減する。
指示の出し方、受け取り方は千差万別であって、出し手の想定外の動きになってしまうことがある。
また、Eプレイヤーには100%の情報量が伝わらず、想定外の動きに拍車がかかることも。
チャット指示出しの勘所
指示出しが上手いと感じるプレイヤーの指示には、次の3点が共通してありました。
納得感
フロントラインに参加するプレイヤーは、ほとんどの場合で野良プレイヤーが多数混ざる。
これは、大抵の場合で、目的は同じ方向を向いているけど、他人同士であるということ。
他人を動かす最低ラインが納得感であって、シールロックにおいて
納得感の根源は”勝てること””気持ちいいこと””不快でないこと”などが当たると私は思う。
指示の内容が理解でき、妥当で、いわゆるいけそうな雰囲気を醸し出し、さらに攻撃的な文面ではないことが肝要。
スピード
シールロックの戦場は常に変動するため、時間との勝負。
戦場の空気を読んで、1秒でも早く指示を出した方が有利であることに疑いをかけるプレイヤーはいない筈。
指示の出し手には、常にマップを見、リスの状態、プレイヤーの動きの情報を取得し続けることが求められる。
柔軟さ
9割以上の試合で自国に挟撃の刃が向けられるが、この刃を受け流してダメージを低減させることが勝利につながりやすい。
時には定石から外れた動きを指示して、アライアンスを守ることが必要となってくる。
よく見かけるチャット内容や戦術
- 移動先を指示する
- 攻撃相手を指示する
- 撤退の指示
北
南
東
西
中央
高台
裏から挟撃する場合の移動ルート指定も、これらを組み合わせることで指示可能になる。
南と西スタートの国の場合、高台を守ることで遠隔DPSとキャスターが射程面で優位性を保ちやすい。
このため、高台の上で戦うことを推奨する指示が見られた。
不滅隊
黒渦団
双蛇党
これらの語尾に定型文で、【無視してください】や【全力で攻撃】などが付いていることも。
基本的には、1位の国を攻撃するように自国を誘導する目的で指示する。
ヒーラー下がります
全力で下がって!
深追い禁止
“ヒーラーが下がり回復できなくなるため皆下がれ”の意を示したりすることに使用される。
他には、挟撃を防いだり、次の攻撃目標に注力するよう誘導する目的もあり。